【ご卒業生紹介】蕎麦とお酒とおばんざい 鹿しま 店主 鹿島 裕章さん 京都調理師専門学校 調理師科卒（2019年）
2024年6月24日
【ご卒業生紹介】蕎麦とお酒とおばんざい 鹿しま 店主
鹿島 裕章さん 京都調理師専門学校 調理師科卒（2019年）
会社員では味わえなかった
「自分の蕎麦にこだわる」やりがい
蕎麦とお酒とおばんざい 鹿しま 店主
鹿島 裕章さん 京都調理師専門学校 調理師科卒（2019年）
私が勤めていた会社は大阪にある医療機器
を扱う商社で、病院などの得意先へ製品を
販売していました。その一方で料理好きだっ
た私は、全国有数の蕎麦どころである福井
県の出身ということもあり、「いつか自分で
蕎麦を打ってみたい」という思いを抱いてい
ました。そこで近くの蕎麦教室に通ってみる
と、想像以上に奥が深い蕎麦の世界の虜
に。蕎麦粉の種類や挽き方、配合のやり方
によって香りや味、舌ざわりが異なり、加水
率も日ごとに変わる。そのおもしろさにすっ
かりはまってしまった私は、趣味のレベルを
超えて本気でやりたい、プロになりたいとい
う思いがしだいに強くなり、ついに約20年間
勤めた会社を退職することを決意。蕎麦だ
けではなく京料理を学ぶために京都調理師
専門学校の調理師科へ入学しました。調理
技術に加えて、食品の安全衛生管理を学
べたことはとても有意義でした。京調卒業
後は蕎麦店で修行しながら物件探しなど準
備を進め、約10ヶ月後に大阪・江坂で独立
開業し、現在に至ります。
お店の営業は昼と夜なので、会社員だった
頃に比べて労働時間は少し長くなりました。
しかし、自分の店で、自分がやりたかった蕎
麦打ちにこだわりながら人生を過ごすという
やりがい、お客様においしいと言ってもらえる
喜びの大きさは、会社員だった頃よりもはる
かに上回っています。これから調理の勉強
を始める皆さんも、勉強や修行の過程で苦
労することがあると思いますが、覚悟を決め
てぜひチャレンジしてほしいと思います。
蕎麦とお酒とおばんざい 鹿しま
https://www.sobatoosaketoobanzai-kashima.com/
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