ピラフとチャーハンの違いとは?

ピラフとチャーハンの違いとは?

ピラフとチャーハンは、いずれも米を使った料理であり、なかなか違いが分かりにくいかもしれません。しかし、実は大きな違いがあり、まったく別の料理なのです。

今回は、ピラフやチャーハンとはどのようなものなのか、この2つの決定的な違いについてお伝えします。

ピラフとは?

ピラフは、フランス発祥の料理でご飯を炊く前の生米を利用して調理します。炊きあがったご飯や冷凍庫で保存したものは利用しません。もし、生米を利用しないのであれば、それはピラフとはいえません。生米と一緒にニンジンや玉ねぎなどの具材を入れて、しっかりと炒めていきます。

そこに、スープを入れます。すると、生米がスープを吸って、柔らかいご飯へと変化します。ピラフとチャーハンとの大きな違いはここにあり、チャーハンは基本的に「米がパラパラしている」ものをイメージしますが、ピラフは炊き込みご飯のようなしっとりとした仕上がりになります。

チャーハンとは?

一方で、チャーハンは、中国が発祥の料理です。生米ではなく、炊いた後のご飯を塩・コショウなどの味をつけて炒めていきます。一般的な家庭でよく作られているのは、ピラフではなくてチャーハンでしょう。フライパンひとつで簡単にできるため、料理に慣れない人でも、冷凍ご飯や余ったご飯で手軽に作ることができます。

ピラフのように、スープを使って炒めることがないので、ご飯がしっとりしません。お米ひとつぶひとつぶが非常にパラパラとしています。

短時間でできるため、時短料理としてテレビでも登場しがちですが、非常に腕の差がでやすい料理です。同じチャーハンでも、具材の切り方や入れるタイミング、炒める時間、混ぜ方で、大きな違いがでます。

ピラフやチャーハンのことを焼き飯と呼ぶ方もいますが、同じものと考えてよいのでしょうか?実は、焼き飯にも明確な定義があります。焼き飯は、日本の関西が発祥の地とされています。フライパンの上で炒めるというよりも、鉄板の上で具材を焼くイメージで混ぜるため、焼き飯と呼ばれています。つまり、焼き飯は鉄板文化の中で生み出された料理であり、ピラフやチャーハンとは鉄板を使用するという点において大きな違いがあります。

ピラフとチャーハンの決定的な違い

ピラフとチャーハンの違いについて簡単に説明してみました。決定的な違いについて、お気づきになったでしょうか?それは、作り方による違いです。両方とも、お米を使用するという点においては同じです。しかし、ピラフは、生米にスープを入れて炊きあげます。一方で、チャーハンは、生米ではなく、炊いたご飯を炒めて作ります。

そのため、チャーハンは昨日の残り飯や冷凍ご飯で手軽に作れます。味付けはどちらも塩・コショウを使用しますが、同じ調味料による味付けでも、根本的に作り方が異なるため、まったく異なる料理といえるでしょう。中に入る具材が同じなら、パッと見では見た目も良く似ています。しかし「水分」の考え方が違います。

ピラフは、料理しながら水分をふくませていきます。一方のチャーハンは、料理しながら水分を飛ばしていくので、適度に水分が抜け、お米ひとつぶひとつぶが独立しており、パラパラとしています。

現在、私は京都調理師専門学校で、レシピの違いはもちろん、食材や調味料など、食に関して幅広く勉強しています。日本には、塩や味噌など、多様な調味料がありますが、どのようなものを使用するかで、同じ具材を使用しても料理が大きく異なります。

京都調理師専門学校では、具材や調味料を料理に入れる具体的なタイミングを、講師の先生方が直接指導して下さるので、料理本ではわからないことがたくさん学べます。鍋の振り方や火加減の調整方法など、プロの技を目の前で見られるため、今のうちにどんどん勉強していきたいです。

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