調理師の専門学校は、社会人にとっても「学び」の場

調理師の専門学校は、社会人にも

京都調理師専門学校の夜間部で勉強しているよる助です。

調理師を目指すために社会人が専門学校に通えるのか、気になっていませんか?昼間に働いているからといって、調理師が目指せないわけではありません。

現在、私は調理師の道を志し、昼間はアルバイトをしながら、専門学校に通っています。今回は、働きながら調理師免許の取得を目指す社会人に向けて、参考になることをお伝えできればと思います。

調理師の専門学校、社会人でも入学できる?

答えはYESです。

社会人を続けながらでも、調理師の専門学校に入学できます。学校にはよく「社会人になると入学できないのですか?」といった質問が来るそうですが、入学に関して年齢制限があるわけではないので、社会人でも問題なく入学できます。

例えば、学校を卒業して働き始めたものの、自分の性格にあった仕事ではないと感じ、「キャリアチェンジしたい!」と、感じることってありますよね。しかし、その仕事をするには資格が必要で……。

そういった社会人でも通える専門学校が、世の中にはたくさんあります。中でも私は、調理師になりたかったので、京都調理師専門学校の夜間部を選択しました。

私は以前、配送業をしていたのですが、自分には向いていないと感じて、思いきって退職しました。そして、以前から興味のあった調理師を目指し、京都調理師専門学校に入学しました。入学してみると、自分と似たような境遇の方も多くて、正直驚きました。

調理師専門学校、社会人から実際に学ぶのはこんなこと

私自身、高校を卒業してから、すぐに配送業を始めたため、専門学校に通った経験が一度もありませんでした。早く勉強したいという気持ちと、本当にやっていけるかなという不安の中で、学校生活がスタートしました。

学校では、食事の献立の作り方や素材選び、調理工程について具体的に学びます。講師の指導のもと、料理の味の付け方や食品の取り扱い方を、少しずつステップアップする形で勉強していきます。

このような授業を通して、調理師として働く上で必要な知識を習得していきます。だから、これまで食品についてまったく知識がなくても、食品に関する基本的なことを学校でゼロから学べました。なので、食について学びたいと思っているなら、どんな人でも大丈夫です。

私の通っているところは、昼間にアルバイトをしながら夜に勉強できる夜間部というところなんですけど、そこには、いろいろな境遇の人がいます。みんな、それぞれの思いや事情を抱えながら学んでいます。40代の人も他で仕事をしながら、私と同じように料理の勉強をしています。彼はみんなから「親父」と呼ばれていますが、すごく気さくで、みんなのリーダー的な存在です。

初めは不安かもしれませんが、明るく楽しそうに通った方が友達もできやすいので、臆することなく自分から声をかけて仲間を増やしていってください。

社会人が専門学校に通い調理師を目指すのは難しい?

私のように社会人になってから、調理師専門学校に通い、料理人の道を目指したいと考えるようになった人もいるかもしれません。テレビ番組でも「長年、勤めていた会社をやめて飲食店をオープンしました。」という人をよく見かけます。

社会人が調理師を目指すことは、難しいのでしょうか?私の本音としては、下記のようなことを感じました。

  • ◆社会人で異業種に就職するのは、非常に勇気がいる。
  • ◆若い人たちに追いつけるか不安がある。
  • ◆年下の上司のもとで働く覚悟が必要になる。

どのような業界へ転職しても、このような悩みはあるでしょう。しかし、調理師になりたいという強い想いがあるのなら、社会人になってから目指しても遅くはないと思うのです。しかしながら調理師の仕事は朝から晩まで体力を使います。調理師は年齢制限のない仕事ではありますが、体力面を考慮するならば、なるべく早い時期の転職が良いのかもしれません。

社会人が調理師の専門学校で学ぶ中で、得たもの

私は専門学校に通うまでは、調理服の着方さえ、よくわかりませんでした。しかし、専門学校では、有名な日本料理や季節を意識した盛り付け方、器の違いなどを、基礎からひとつずつ勉強することができました。

お客さまに提供する料理は、食材の大きさや重さに違いがあってはいけませんし、すべての作業を身体で覚えていくことに専念しています。日本料理に限らず、お金をいただく以上、中途半端な料理はお出しできないのです。

調理師専門学校で学ぶ中で、私はよりいっそうお客さまを強く意識するようになりました。調理の知識や技術はもちろん、料理人としての立ち振る舞いも少しずつ成長しているのではないかと感じています。

調理師を目指す社会人へのアドバイス

私も料理人としての人生が始まったばかりなので、アドバイスできる立場ではありませんが、専門学校に通っている者としてお伝えしておきたいことがあります。大切なのは、過去の社会人経験によって積み上げられたプライドに囚われないことです。

プライドが強すぎると、料理の修行で邪魔をしてしまいます。そのようなときは、「料理の世界は、ゼロからのスタートなのだ!」と、強く自分に言い聞かせることが大切です。日本料理は、学び始めたら終わりがありません。季節感や色の合わせ方、調理道具の使い方などを身体で覚えながら、さまざまな和の世界に触れることで日本料理の基本を感じることも、勉強のひとつになります。

このように日本料理とは、長く厳しい修行の連続ですが、料理を通して、お客さまに心のこもったおもてなしをすることで、お客様と一緒に喜びを共有できる、そのような魅力のある世界だと思います。もし調理師としての夢を叶えたいのなら、どのようなスタイルで調理師免許を取得していくのか、などしっかりと計画を立てていきましょう。

調理師を目指すなら、社会人でも入学しやすい専門学校へ

将来、調理師として調理業界で働きたいと思っているなら、「社会人でも入学しやすい専門学校」を選ぶとよいと思います。

実際のところ、調理師という資格がなくても、調理の仕事に就くことはできます。でも専門学校は、調理師としての知識と技術を、ゼロから教えてくれるところです。例えば「卵をゆでる」時。誰でもできそうなゆで卵も、なぜ一つまみの塩を入れるのか、なぜこれくらいの時間をかけてゆでるのか、なぜゆでながら菜箸で転がすのか、こういった「なぜ」の答えを、学ぶことができるのです。調理師が調理をするときは、ただ単に先輩の真似をするのではなく、こうした「なぜ」に対しての答えを知ることができます。

それから、私が入学した京都調理師専門学校の夜間部は、さまざまな年代の学生が一緒に勉強していて、ものすごくアットホームな雰囲気です。普段の生活では知り合うことがない年代の人とも、同じ目標に向かって一緒に学んでいくことができます。これはもしかすると、夜間部だからこそなのかもしれません。

調理師の専門学校によって、学校の雰囲気があるので、時間に余裕があるならオープンキャンパスに参加して、ぜひどんなところでどんな人が学んでいるのかのぞいてみてくださいね。

調理師の専門学校に通えば、卒業と同時に調理師免許の取得ができますし、食生活アドバイザーや食育インストラクター、フードコーディネーターなどの難関資格の取得も、サポートしてもらえます。

どういったサポートが受けられるかについては、専門学校によっていろいろな違いがあると思うので、入学前にしっかり確認してくださいね。わからないことがある場合は、学校に問い合わせてみてください。社会人として新しい一歩が踏み出せるように応援しています。