いま知っておきたい外食産業の現状とは?
2018年11月29日
将来的に自分のお店を持ちたい、外食産業の分野で企業したいと考えている方は、外食産業の現状についても理解しておいた方が良いでしょう。なぜなら、外食産業の現状について詳しく知ることで、将来お店を経営する際、どのような点に注意するべきなのか見えてくるからです。
今回は、外食産業の現状や将来を見据えたとき、どのような行動を起こせば良いのかについてお伝えします。
目次
外食産業の現状を確認しよう!
外食産業の現状について、まずは売上と店舗数の推移を見れば市場規模がわかります。平成に入ってから、もっとも市場規模が大きかったのは、平成9年の29兆円でした。それから、現在に至るまで年々減少しており、平成23年には市場規模は24兆円にまで減少しています。
売上額に対して、店舗数は平成19年度の約70万店舗から特に変わりありません。つまり現状の外食産業は、売上が減少しているにも関わらず、飲食店の数が減っていないため、非常に厳しい状態といえます。
このデータや社会的な動向から推測すると、消費者は外食ではなく、中食へ移行し始めていると思われます。中食とは、スーパーやコンビニなどで手に入る、簡単に食べられる料理のことです。
消費者のニーズが中食へと動いているということは、外食産業について知る上でまず押さえておきたいポイントです。
外食産業の現状は結構厳しい!生き残るための4要素とは?
これまでと同じような方法で外食産業に参入しても、その経営については、常に厳しい選択を迫られることになるでしょう。このような現状の中で、どのようにすれば生き抜くことができるのでしょうか。大切なポイントは、下記の4つではないかと思います。
商品(メニュー)を開発する
外食産業に参入するなら、お客さまのニーズを徹底的にとらえた商品(メニュー)を開発しましょう。魅力的な商品開発は、長期経営の原動力となります。
価格を設定する
飲食店を経営するためには、資金繰りまで考えた価格設定が必要です。状況によっては、仕入れ先の変更を迫られる時もあるでしょう。必要以上に値下げに応じるのではなく、将来を見据えた価格に設定しておくことが大切です。
コンセプトが伝わる接客をする
接客では、来店されるお客さまに対してお店のコンセプトを伝えなければいけません。どのような飲食店を経営するかで方向性がまったく異なるため、明確なもてなし方を決めておきましょう。
集客する
繁盛店を作るうえで欠かせないのは、人が絶えない集客方法を確立することです。看板や折込チラシからウェブサイトやSNSまで、さまざまなツールを利用して、最適な集客方法を選び出していきます。
外食産業の現状から将来を見据えて、集客法を考える!
どれだけ魅力的な商品を開発しても、集客が失敗すればビジネスはうまくいきません。自分の店をオープンするにあたり、どのような方法で集客すれば良いのでしょうか。代表的なものとしては、下記のような集客法があります。
- ◆Twitterによる情報発信
- ◆Facebookによる情報発信
- ◆看板を利用したメニューの紹介
- ◆グルメ情報サイトによる情報発信
- ◆ターゲットへの訪問営業
- ◆ホームページで情報掲載
- ◆グルメアプリケーションでの情報発信
- ◆新聞の折込チラシの配布
- ◆フリーマガジンへの掲載
- ◆クーポン券の配布
- ◆ブログでの情報発信
- ◆メールマガジンの定期配信
お客さまにとって魅力的な商品さえ作れば、経営に関する問題が解決するわけではありません。上記のような集客法も一緒に考え、定期的にその効果を見直しながら集客法を変えていくことで、外食産業の状況が変化してもそのときの状況に対応できるかもしれません。
集客は、飲食店の売上を左右するとても大きな要素です。日頃から、ターゲットとするお客さまがどのような媒体を利用しているのか、把握しておくと良いでしょう。
もし、外食産業で自分の店を持ちたいと考えているのなら、京都調理師専門学校に入学して、その夢を実現しませんか?長期経営のノウハウはもちろん、具体的なメニューの考え方やさまざまな調理法、食材の扱い方など、お店の運営や経営に役立つことがたくさん学べるはずです。