1年の始まりを祝う料理と言えば、おせち料理ですよね。家族の幸せを願う非常におめでたい料理ではありますが、手作りするのは難しいというイメージがあるかもしれません。
しかし、おせち料理のレシピをよく見てみると、料理初心者でも簡単に作れるおすすめのものがたくさんあります。おせち料理は毎年買ってばかりだという方は、今年は手作りにチャレンジしてみませんか?今回は、おせち料理の由来や予算、メニューについてお伝えします。
お正月になると家族そろっておせち料理を食べますが、その由来をご存知ですか?おせち料理は、漢字で書くと御節料理(おせちりょうり)と書きます。昔は、季節に変わり目の節句に神様に対するお供えものとして用意されていました。
やがて、正月が1番重要な節句であることから、現在では、おせち料理といえば、正月料理をさすようになりました。
おせち料理は、一般的に重箱で用意されますが、その由来としては、めでたさを重ねるという意味が込められているのです。ここのようにして、昔の人は、縁起をかついたのですね。
お節を購入すると、なかなかのお値段がしますが、手作りの場合は、どれくらいの予算がかかるのでしょうか?普段はなかなか使わない具材も購入しなければいけませんし、予算の目安が気になるところですよね。
代表的なおせち料理で必要な材料費の目安は、下記の通りです。
例えば、たたきごぼうや黒豆、栗きんとんは、安い食材で比較的予算を抑えながら作ることができるので、手作りしてみることをおすすめします。
おせち料理に使用する具材ですが、年末になると通常よりも値段が高くなってしまいます。あまりも早く購入すると、食材を腐らせてしまいますが、れんこんやにんじん、ごぼうなどの保存のきくような野菜は、早めに購入しておくと良いでしょう。
このように買い物の時期を少し工夫することで、節約しながら、おせち料理作りを楽しむことができます。
今までおせち料理を買っていた方にとって、すべてのメニューを自分で作るというのは、難しいかもしれません。しかし、料理初心者でも失敗することなく、比較的簡単に作れるおすすめのおせち料理があります。
以上のメニューから作り始めてみてはいかがでしょうか。
その中でもたたきごぼうが簡単でおすすめです。ごぼうは、地中深くにまっすぐと根を張ることから縁起が良く、息災と豊年を願うための食材といわれています。すりこぎ棒を使ってたたいたごぼうを軽く下ゆでして、しょうゆやみりんで合わせた調味料で煮て、すりごまを和えれば完成です。
これで1つのおせち料理ができてしまいました。私自身、お正月の料理で初めて作ったのがたたきごぼうでしたが、簡単に作れて、家族にも「すごくおいしい!」と好評でしたよ。
他にも、気軽にチャレンジできるおせち料理はたくさんあります。おせち料理は品数も多く、作るにも手間がかかり大変ではあります。でも、家族の幸せを願ってひとつひとつ心を込めて作ることで、よりいっそう素敵な一年を迎えられそうな気がしませんか?
私は、京都調理師専門学校に通うことで、料理を作り、お客さまをもてなすとは、どういうことなのかを講師から指導していただいています。いずれは、完璧なおせち料理を作れるようになって、立派な料理人を目指していきます!