調理師免許には、受験資格がある?取得方法を教えて!

調理師免許には、受験資格がある?取得方法を教えて!

毎年、多くの方が調理師試験を受験して合格しています。しかし、調理師試験はだれでも受験できるわけではありません。受験するために、一定の基準を満たさなければいけないという条件があるためです。

今回は、調理師試験の受験資格や難易度、効率的な勉強法についてお伝えします。

調理師試験の受験資格とは?

調理師試験は、一定の年齢基準を満たしていれば受験できる、という試験ではありません。ここでは、調理師試験の受験資格について確認していきます。

受験者に求められる資格

調理師免許を取得する道は、大きく2つにわかれています。一般的に、下記の方法で調理師免許を取得できます。

・各都道府県が指定している調理師学校(養成施設)を卒業すること。
・飲食店などで2年以上の調理の実務経験をもとに、調理師試験に合格すること。

時間の余裕のある方や料理について専門的に学びたい方は、各都道府県の指定している調理師学校(養成施設)に入学し、必要単位を取得して卒業しましょう。卒業すれば、調理師試験を受験しなくても、調理師免許を取得できます。

一方で、調理師学校に通う時間や資金的な余裕のない方は、飲食店などで2年以上の調理の実務経験を積んだあとに、調理師試験を受験します。つまり調理師学校に通わない方は、2年以上の実務経験がなければ受験資格を満たすことができません。

継続した実務経験(2年以上)がなくてもOK?

調理師試験を受験するにあたり、2年以上の継続した実務経験を積むことが難しい場合は、各都道府県が指定している調理師学校に通えば調理師免許を取得できます。

各都道府県の指定している調理師学校は、現在全国に270校程度存在していますが、どの養成学校に入学するかで、学べる内容が異なります。ただし、調理師として必要な知識や技術は、どの調理師学校でも学べるようになっています。学習期間は、学校のカリキュラムによって異なりますが、1年~2年程度で卒業できます。

調理師学校に通うことなく、実務経験を積み調理師試験を受験する場合は、原則週4日以上、1日6時間以上の勤務経験が必要です。万が一、1年の実務経験後、個人的な都合で休職してしまった場合でも、複数の店舗での経験を通算して計算できるため、継続している必要はありません。

複数の店舗での実務経験を通算する場合、それぞれの店舗のオーナーに、確かに働いていたことを示す証明を提示してもらわなければいけません。

2年以上の実務経験の対象施設

調理師学校に通うことなく、調理師試験を受験するのなら、対象施設で2年以上実務経験が必要です。この飲食店の対象施設は、調理師法施行規則第4条に明記されています。下記の基準を満たす場合に、実務経験として認められることになります。

・飲食店における営業(旅館や簡易宿泊所を含む)
・魚介類販売業(販売のみは、実務経験と認められない)
・そうざい製造業(佃煮を含む煮物や炒め物・焼物・揚げ物・蒸し物・酢の物または和え物を製造する営業)
・学校や病院、寮等の給食施設(継続して1回20食以上、または1日50食以上調理している施設で働くこと)

もし、調理師試験の受験を検討しており、アルバイトなどでの勤務先が上記の調理師法施行規則第4条の内容に該当しない場合は、働き先を変えることも一つの方法です。基準を満たしていなければ、店舗のオーナーから調理業務に従事した証明を受け取ることができないためです。

調理師免許をとるのは難しい?

調理師試験は、どれくらい合格するのが難しいのでしょうか?独学で勉強しても、合格できないほどの難易度なのでしょうか?ここでは、調理師試験の回答方法や合格基準、かけもち受験はできるのかについてお伝えします。

試験時の回答方法

調理師試験では、どのような方法で回答していくのか、ご存知ですか?もし、実技や実習などの試験があるのなら、しっかりと対策をしておく必要がありますが、実は調理師試験は筆記試験のみです。

ペーパーテストのみで、すべて4択式のマークシート形式なので、長文による記述回答などを求められることはありません。

4択式ですから、自分で考えて記述するのとは違い、これまでの試験勉強による記憶をたよりに正解を選んでいけばよいでしょう。

もちろん、そのためには「どれだけ試験内容に該当する事柄を暗記しているか」が合否を左右するため、事前対策を念入りにしておく必要があります。

合格基準は、何%?

調理師試験は、4択式のマークシート形式であるため、比較的回答しやすいことがわかりました。実際に、調理師試験に合格するためには、60%以上正解することが、目安とされています。

しかし、60%以上というのは公式発表されたものではありません。調理師国家試験は、「何人まで合格」という、人数を絞り込むような試験ではなく、あくまでも「調理師として必要な知識があることを確認する」ための試験です。つまり、合格定員というものが存在しないため、一定の点数に達することができれば、全員合格できます。

かけもち受験はできる?

調理師試験は、6月~11月にかけて全国で開催されています。全国で開催される試験をかけもち受験することはできないのでしょうか?

実は、調理師試験は、かけもち受験が可能です。例えば、関西で調理師試験を受験後、長野県で再度、試験を受験することもできます。以下に、調理師試験の詳細をまとめておきます。

試験時期

例年1回、各都道府県等で開催され、試験は、どこでも受験できます。神奈川県では、年2回開催されています。都道府県によって試験回数が異なるため事前に確認しておきましょう。

受験資格

原則として、中学校卒業以上であること。そして、2年以上調理の実務経験を証明できること。

試験科目

1.調理理論
2.食品衛生学
3.公衆衛生学
4.栄養学
5.食品学
6.食文化概論

※当日の試験では、6科目から出題されます。2016年度試験より、「衛生法規」の内容は他科目に分離されています。

試験形式

すべて、4肢択一のマークシート方式で回答する筆記試験です。実技や実習などの試験科目は、ありません。

受験料

受験料は、各都道府県よって異なります。詳しくは、各都道府県に問い合わせるとよいでしょう。

問い合わせ先

なにか質問がある場合は、受験を予定している各都道府県に問い合わせてください。各都道府県の担当課に質問すれば、明確な回答が得られるでしょう。

どれだけ勉強しても、出題範囲の問題を、なかなか覚えられない方もいるでしょう。1回目の試験で不合格となってしまっても、他県で開催される調理師試験を受験し合格できれば、調理師免許を取得できます。しっかりと合格までのスケジュールを立てて、万全の対策を練るようにしましょう。

調理師免許の受験資格をクリア!効率的な勉強法は?

飲食店で2年以上の実務経験を積むことができたら、いよいよ調理師試験を受験します

しかし、どのように勉強を重ね合格を目指せばよいのでしょうか。ここでは、調理師試験の効率的な勉強方法について確認していきます。

試験前に必要な準備期間

おおよそ、どれくらいの期間、調理師試験の勉強期間にあてればよいのでしょうか?もし、1年程度、みっちり勉強する必要があるのなら、早めに対策をしておく必要があります。

それなりに、暗記が得意な方なら、短期間で真剣に勉強すれば、合格できるかもしれません。

しかし、試験勉強を万全な状態にして、合格の可能性を高めたいと考えている方は、少なくとも調理師試験の半年くらい前からスケジュールを立てて、試験勉強をしていきましょう。

何を覚えれば合格できる?その出題範囲は?

そもそも、どんなことを勉強し覚えておけば、調理師試験に合格できるのでしょうか。

まずは、調理師試験の合格を目指せる参考書を1冊購入して読んでみることをお勧めします。全般的な知識が問われていますので、多くの人が見逃しがちな小さなコラムなども、まんべんなく出題される傾向があります。そのため、教科書に書かれていることは、絶対に一語一句見逃してはいけません。小さなコラムが出題されることがわかっているのなら、逆に集中的に勉強しておくことで得点として獲得できるため、すべて網羅しておきましょう。

試験を意識した実際の勉強法

調理師試験を合格するには、どのように勉強すれば試験勉強を効率的に進められるでしょうか。実際に、効果があるとされる勉強法は、下記の通りです。

ステップ1:勉強に使用する教科書を決定する。
ステップ2:1回目の勉強で、全体像を把握しておく。
ステップ3:全体像を把握し、特に苦手だと感じたところをリストアップする。
ステップ4:2回目は、しっかりと一言一句熟読していく。
ステップ5:特に苦手だと感じたところを中心に、テキストを徹底的に読み込む。
ステップ6:定着があいまいな部分を中心に、明確な知識を獲得していく。
ステップ7:調理師試験の1ヶ月前から過去問を解き始める。
ステップ8:最終的な調整をおこない、調理師試験を受験する。

このようなステップで勉強すれば、合格に近づくことができます。毎日、短時間でも結構ですので、少しずつ勉強していれば、きっと合格できるでしょう。

一番早くて確実な調理師免許の取得方法は、調理師学校を卒業する事

調理師免許を取得するのに、飲食店での2年の実務経験は必要ありません。なぜなら、調理師学校へ入学し必要単位を取得すれば、調理師免許を取得できるからです。

日本には、さまざまな調理師学校があります。その中でも、京都調理師専門学校は、京都府から指定を受けた本場京都の食が直接学べる調理師学校です。例えば、1日でも早く調理師免許を取得して料理界で働きたいと考えている方は、京都調理師専門学校の1年制の調理師科への入学を検討してみてはいかがでしょうか。

この方法なら、最短で調理師免許を取得し、調理のプロとして現場で活躍できるようになります。京都調理師専門学校を卒業すれば、調理師試験が免除されるため、卒業と同時に、有資格者として就職できます。

なお京都調理師専門学校では、調理師免許以外にも、さまざまな難関試験を受験する環境も整備されています。講師の指導のもと、積極的に勉強すれば、あらゆる資格を取得した状態で卒業することも可能です。

そして、京都調理師専門学校は、卒業者の就職率も非常に高い!緻密なヒアリングのもとに最適な就職先を紹介するなど、就職へのバックアップ体制も整っているからです。それだけでも、入学する価値は充分にありますよね。2018年春から新しい校舎へ移り、最新の調理設備が整った環境で学ぶこともできます。

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