砂糖の種類とは?分類や保存方法を解説
2019年4月20日
昔から日本の食文化では、甘味をだすために砂糖が利用されてきました。普段であれば、たくさん入っている値段の安い大袋の砂糖を選び、その種類について気にすることなく購入していると思います。
実は、砂糖は非常に種類が豊富な調味料で、個々に特徴があります。今回は、さまざまな砂糖の種類や具体的な保存方法についてお伝えします。
砂糖の種類、製造方法による分類
砂糖を大きく分類するのであれば、2つに分けられます。白い砂糖と茶色い砂糖の2種類です。なぜ、これほど色の違いがあるのかというと製造方法が異なるからです。砂糖は、主にてんさいやさとうきびを原料としており、白い砂糖は原料からミネラルや不純物を取り除くことで製造されます。
一方で、茶色い砂糖は、ミネラルが残されているため、茶色くなってしまいます。そのため、黒砂糖などは、ミネラルを残したまま作られています。
ただし、三温糖や中ザラ糖は、ほとんどミネラルを含んでいませんが、カラーは茶色です。これは、上白糖を何度も加熱することでカラメル化させているからです。砂糖の色に込められた謎は、製造方法や加熱の仕方に着目すれば解決できます。
その他にも豊富な砂糖の種類
砂糖の種類について、どれくらい知っていますか?数多くの種類があるものの、意外と知られていません。砂糖には、下記の種類があります。
上白糖
日本で最も使用されている上白糖は、甘味が強く、水に溶けやすいため、飲料や料理など、さまざまなものに利用されています。
黒砂糖
沖縄の砂糖といえば黒砂糖ですが、独特の香りと強い甘みから高い人気があります。黒砂糖は、非常に栄養価が高く、ミネラルやアミノ酸が豊富に含まれています。
三温糖
砂糖の中でも1番甘いのが三温糖です。三温糖は、糖蜜を再三加熱して作るためカラメル色になっています。和菓子や和食など、強い甘味が必要なケースで多用されます。
グラニュー糖
癖のないシンプルな甘さをもったグラニュー糖は、紅茶やコーヒーで利用されています。
きび砂糖
さとうきびから作られたきび砂糖は、ミネラルを多く含んだ程良い甘味が特徴的です。普段は、お菓子作りで利用されるケースが多いです。
白ザラ糖
砂糖の中でも最も純度の高い白ザラ糖は、上品な甘みと熱に強い特徴をもっています。お菓子の上にザラザラとした砂糖が乗っていることがありますが、あれは白ザラ糖で作られています。
中ザラ糖
白ザラ糖よりも、まろやかな甘味をもつ中ザラ糖は、黄褐色のキレイな砂糖です。醤油との相性がよく日本料理でも、煮物などで使用されています。
氷砂糖
氷の形をした氷砂糖は、飴のように甘くおいしい味わいがあります。日本では、梅干しや梅酒作りで使われています。
和三盆
日本の最高級の砂糖といえば、和三盆です。和三盆は、非常に繊細で口の中に入れると自然と溶けていきます。職人が時間をかけてさとうきびから製造しています。
このように、砂糖には、数多くの種類があります。
種類豊富な砂糖の保存方法
砂糖は、放っておくと固くなってしまいますよね。これは、袋を開封すると水分が蒸発し、砂糖が固まり始め、塊になるからです。塊になってしまうと非常に使いづらくなってしまいますが、ビンに入れて保管すると長期保存しやすくなります。もしくは、ポリエチレンなどの袋で封をしておけば、虫を予防することもできます。
先日は、京都調理師専門学校の授業で砂糖の違いを学びました。上白糖やグラニュー糖くらいしか知らなかったのですが、こんなにもたくさんの種類があることを知りました。
私は、将来自分のカフェをオープンしたいという夢があるので、カフェフード専攻で勉強しています。もし、砂糖の違いを知り、お菓子作りにその知識を生かしたいと考えているのなら、京都調理師専門学校で一緒に勉強しませんか。