調理師は病院勤務も可能
2018年5月3日
調理師は病院勤務も可能
調理師といえば、レストランやホテルに勤務するイメージが強い方が多いと思われますが、病院で活躍する調理師も多くいます。
活躍の場が広い調理師ですが、病院勤務の場合はどのような仕事内容が任されるのでしょうか。
今回は、調理師が病院に勤務するメリットや、具体的な仕事内容についてご紹介します。
調理師の就職先は「飲食店」だけじゃない
調理師といえば、食材を使って飲食店などで働いているイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
しかし調理師は、飲食店だけではなく、病院に勤務することも可能です。患者さんのために心を込めた食事を提供できるため、やりがいのある勤務先といえるでしょう。
病院では、食事を1番の楽しみにしている患者さんが多くいます。
そんな患者さんのために健康的な食事を提供することが、病院に勤務する調理師の仕事です。
調理師として病院に勤務するメリット
調理師として病院に勤務するメリットはいくつかあります。
まずは、「やりがい」です。配膳時や食器の回収の際に「ありがとう」「おいしかったよ」「お疲れさま」などのうれしい一言をもらえることは少なくありません。
患者さんからの感謝の言葉にやりがいを感じることができますし、明日もまた頑張ろうという活力になるのではないでしょうか。
また、病院には多くの調理師が在籍しているため、結婚や育児などで休みを入れても、社員同士でフォローしやすいというメリットがあります。
そのため、女性が長く働きやすい環境が魅力といえるでしょう。
病院に勤務する調理師の仕事内容
ここでは、病院に勤務する調理師の仕事内容についてご紹介します。
・栄養士の指示に従って調理する
病院の調理師は、自らがメニューを考案することはほとんどありません。
担当の栄養士や管理栄養士が考えたメニューを、調理師が調理します。
調理師は基本的には、栄養士の指示に従って調理を進めていくことになるでしょう。
・大人数の食事を作る
調理師は、大人数分の食事を作らなければならないため、非常に大きな調理器具を使用します。
体力勝負な一面もありますが、普段の生活の中では手にすることのできない器具が多いため、
仕事に楽しさを見いだす方も多いようです。
・配膳や皿洗いも行う
調理師は調理作業の他にも、患者さんへの配膳や食器の回収、皿洗いなども行います。
個室、大部屋問わず1人1人のテーブルを回らなければならないため、手際よく動く必要があるでしょう。
時間に遅れてしまうと、患者さんの診察や治療のスケジュールに影響が出てしまう可能性があるため、重要な業務といえます。
・厨房の後片付けや掃除
厨房の後片付けや掃除も調理師の仕事です。衛生環境を良い状態に保つために、毎日細かい部分まで掃除します。
病院の場合、一カ所で多くの患者さんの食事を作っているため、万が一ウイルスや食中毒などが発生した場合は、
大人数が被害を受けることになるでしょう。
深刻な問題を避けるためにも、厨房はもちろん、調理器具なども衛生面に配慮する必要があります。
厨房の後片付けや掃除は、責任のある仕事といえるでしょう。
おわりに
今回は、調理師が病院に勤務するメリットや、具体的な仕事内容についてご紹介しました。
病院勤務の調理師は、患者さんへ食事を提供するため、栄養士の指示に従い健康面へ配慮した調理を行うことになります。万が一の事故も許されない、責任の大きな仕事ですが、その分やりがいも大きいのではないでしょうか。
また、病院には多くの調理師が勤務しているため、社員同士が助け合いながら仕事できることも魅力です。
調理師を目指している方は、病院も就職先の候補として検討しましょう。
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