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海外で活躍する調理師が大勢!

海外で活躍する調理師が大勢!


近年、テレビや雑誌では海外で活躍する日本人調理師がたびたび取り上げられています。
調理師の夢を抱く方にとっては、海外で活躍することに憧れている方もいらっしゃるかと思います。

しかし、なぜ海外で活躍する日本人の調理師が増えているのでしょうか。
そこで今回は、日本人調理師が海外で活躍しやすくなっている理由と、
調理師として海外で活躍する方法についてご紹介します。

近年、和食の需要が高まっている

和食はユネスコ無形文化遺産に登録されたこともあり、需要が非常に高まっています。
寿司や刺し身、丼ものなど、さまざまな和食が世界中で注目を集めているのです。
需要が高まったことで、海外では「寿司レストラン」「和食専門店」のような飲食店が立ち並ぶほど、高い人気を集めています。

なぜ和食が海外で人気なの?


和食が海外で人気を集めている理由として、真っ先に思い浮かぶことは「和食のおいしさ」ではないでしょうか。
しかし、和食が海外で人気がある理由は、他にもいくつかあります。

・食品の扱いが丁寧

和食の扱いは包丁や火加減、分量などがきめ細かく、食品の扱いが丁寧であるとして評判を呼んでいます。
素材の味わいを大切に、また四季に合わせた繊細な料理も和食の特徴です。
日本特有のきちょうめんさや繊細さが、外国人の興味を引き立てているのでしょう。

・食に関する安全性の高さ

日本は味だけではなく、「食の安全」も重視する国です。
万が一、飲食店で食中毒が起きれば信頼を失い、閉業してしまうケースもあります。
日本はそれほど衛生管理に厳しい国なのです。
そのため、世界的に見ても日本は食の安全性が高く、安心して口にできる食品として認識されています。

・和食の健康面のメリット

和食は欧米食と比較すると、低カロリーでありながら低脂肪など、健康面でメリットが高い食文化です。
また、一汁三菜を基本とするため、栄養バランスの面でも優れています。
そのため、現在世界中で「和食の健康効果」に注目が集まっています。
特に欧米では「肥満」の問題が深刻化しているため、和食の需要は高いといえるでしょう。

海外で調理師として活躍するには?


海外で調理師として活躍したいと考えることはとても素晴らしいことです。
しっかりと技術と知識を身につけることができれば、世界的に有名な調理師になる可能性もあります。
しかし、だからといっていきなり海外へ渡るのはリスクが高く、あまりおすすめできません。
では、どのようにして活躍の場を広げていけば良いのでしょうか。

・まずは日本で経験を積む

まずは、日本で経験を積むことが大切です。「早く海外で活躍したい!」と、考える方もいらっしゃいますが、
最低限の経験を積まずに海外へ渡ると失敗してしまう可能性があります。
世界では、日本の技術は繊細で高度であるとして認知されています。
だからこそ、まずは日本で高い技術を身につけて、経験を積み、海外で勝負しましょう。
一方、「本場のイタリアでイタリア料理を学びたい」「フランス料理を学びたい」など、
特定のジャンルが既に決まっている場合であれば、状況によっては早めに本場に訪れた方が良い場合もあります。

・自分の「味覚」も鍛えよう

調理師とは「作れば良い」というわけではありません。
自分の舌で味を確認したり、どのような味付けが最適かを判断したりする「味覚のセンス」も重要になります。
例えば、和食を海外で受け入れてもらうには、どのような風味にアレンジするのが適切か、
その場の料理や食材を把握して考えなければなりません。逆に海外の料理を日本で広める際にも「味覚」はとても大切です。
おいしい料理を提供し、世界中の方  に喜んでもらうためには、「味覚」を鍛える必要があります。

・調理師免許を取得しておくと有利

日本の調理師免許は海外では有効ではありません。
しかし、海外で働くための就労ビザを取得する場合は、調理師免許をもっていると有利になる場合があります。
そのため、海外で調理師として働きたい場合は、事前に調理師免許を取得しておくと良いでしょう。

おわりに

海外で調理師として活躍する日本人調理師は近年非常に増えています。
そして、和食文化の需要や、日本人調理師の技術への関心などから、今後も活躍の場は広がっていくことが予想できるでしょう。
ぜひ、現在調理師の夢を抱いている方は、海外でのチャレンジも目標にしてください。

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