京調news

京都調理師専門学校の最新情報です。

DATE:2011年8月7日

東日本大震災支援活動 2

東日本大震災支援活動 2
 
 京都調理師専門学校では、東日本大震災支援活動として
「避難所の食事づくり」のボランティアを始動させ、

全国調理師養成施設協会加盟校としては3度目の支援活動となりました。
本校としては2度目の支援活動で8月2、3日、
支援場所は宮城県気仙沼市、市内より車で40分程にある、
小泉中学校で行いました。2名の先生方が食事づくりを行って来ました。
小泉中学校は海岸から700~800m程離れた小高い丘にあり、
高台からはリアス式海岸が一望できる場所にありました。
震災直後、津波からは逃れられたものの、川に架けられた橋は寸断され、
一時孤立状態になったようです。 

 気仙沼市に入ると、被害の状況を確認することができました。
港から数100m程離れた道には、大きな漁船が何隻か、横たわっていました。

地盤沈下により、海水が未だ引かず、がれきも手つかず状態。

今回訪問した小泉中学校は小高い丘にあり、津波の直接的な被害は免れ、
直後は520名の被災者がこの避難生活を余儀なくされていたようです。
また、校庭には約90棟の仮設住宅が建てられ、現在も10棟程建設中でした。
未だ50名の被災者が、この中学校で不自由な生活を送っていました。

 

小泉中学校からみる海岸。中央にある民家まで津波が押し寄せ、
JR小泉駅や多くの民家が巻き込まれました。

現地に到着後は、早速スーパーで食材を買い出し、メニューを考案しました。
中学校・体育館の入り口にテント等で仮設された厨房で調理を開始しました。 
 
前日夕食終了後、リクエストされたのは「スパゲッティ」でした。 
 
3日昼食はオーダーされた“パスタとサラダ”です。 
約30人分の調製を行いました。
 
夕食の仕込みをする吉田 敬三先生。
 
だし巻き玉子を作る高橋 敏之先生。
 

 
3日の夕食 約50人分の盛り込みを手伝っていただきました。

牛肉リブロースを焼肉風・サラダ添え、だし巻き玉子、南瓜・三度豆の煮物
花みょうが、薄揚げの酢味噌和え、とうもろこし御飯、フルーツは梨でした。
7月末で自衛隊が撤退され、被災者が輪番制で自炊、1日置きに
支援物資が届きますが、使い切れないのも現状のようです。
朝食はパンと牛乳が支給されるようです。
 食事終了後には、被災者の皆さんよりお礼の言葉をいただきました。
私どもも力強い元気と多くの笑顔を垣間見ることができ、
支援活動で得た感謝の気持ちでいっぱいになりました。
  

そして、感謝状をいただくことになりました。
避難所本部長の森谷 長男様(左から2番目)をはじめ、
全国調理師養成施設協会の仲野靖幸さん(右端)と記念撮影。
 
 
支援活動の合間に、海岸沿いの被災地を訪問しました。
津波被害に遭った場所は、報道を通して知っていたレベルを
はるかに上回っていました。また、想像以上に復旧が進んで
いないという印象を受けました。
 
南三陸町志津川中学校から町全体を一望することができました。

 

 
志津川町役場は骨組みだけが残っていました。
 
 
集合住宅の上には自家用車が上がったまま。
 
海の上の橋は寸断し、柱だけが残っています。
今回は支援活動を通じて、被災地の皆さまに、

少しでも元気になってもらえたと信じています。
全国調理師養成施設協会では、今後も被災地を訪問し、
被災地での「食事づくり」の支援活動を実施してまいります。
被災地を訪問して感じたことですが、震災発生から間もなく5ヶ月が経とうとしていますが、
場所によっては3月11日から時が止まったままの所が点在しているようです。
そのような中、報道を通じて被災地の様子を知る機会も、
時間と共に薄れてきているのが現状です。
私たちに出来る事は限られているかもしれません。
身近なところでできることは、できる限りしていきたいと思います。
しかし、一番重要なことは時間が経ったとしても被災地の事を思い、
風化させること無く、復興のその日まで気持ちを一つにすることです。
 
がんばっぺ、東北!
がんばろう、日本!