京調news

京都調理師専門学校の最新情報です。

日本フランス料理技術組合主催
東日本大震災支援活動
「子供達に笑顔を!」プロジェクト

日本フランス料理技術組合(事務局:京都調理師専門学校)では、
東日本大震災支援活動として「子供達に笑顔を!」プロジェクトを始動させました。

このプロジェクトでは被災地の小学校を訪問し、日本フランス料理
技術組合の三國清三シェフによる味覚の授業を行なったあと、
日本全国から集まったシェフによるランチを提供します。
今回は、6月6日に宮城県気仙沼市の階上(はしかみ)小学校を訪問しました。
また、今回のプロジェクトには京都調理師専門学校の先生も参加しました

 
前日は東京の「赤坂エクセルホテル東急」で、料理の仕込みです。
約400人分の食材を準備します。
 
 
島根県からは本校卒業生の永田シェフも参加しました。
永田シェフは「アルチジャーノ」というイタリア料理店を
開業されています。
 
 
東京を23時30分にバスで出発し、
翌朝7時30分に現地に到着します。
気仙沼に入ると、被害の状況を確認することができました。

 

今回訪問した階上小学校は比較的高い位置にあり、津波の
直接的な被害は免れています。しかし、現在も約60名の
被災者の方が校舎内にて避難生活を送られています。

 

早速準備にとりかかります。食材は保冷車で東京から運びました。
 体育館内にガス台を数箇所設置し、料理を温めます。

 

いざ、料理の提供です。児童たちはシェフの前に順番に並んで、
料理を受け取っていきます。

 

 
今日の料理は
ハンバーグカレー・コーンスープ・オレンジサラダ・ロールケーキです。
小学校では普段の給食は再開しているものの、給食センターも
津波の被害に遭ったため、基本的にはパンと牛乳のみです。
時々、副菜も提供されるそうです。


 
児童たちに「美味しかった人、手を挙げて!」と言うと、みんな
元気に応えてくれました。ありきたりかも知れませんが、元気を
与えに行ったはずが、逆に元気をもらったような気がします。

左に写っておられる女性は、元全日本バレーボール選手の
大山加奈さんです。食事前に体育の授業を担当されました。
 
 
 食事終了後には、児童の皆さんよりお礼の言葉をいただきました。
 

参加したシェフによる集合写真です。
三國清三シェフをはじめ、北は青森、南は熊本までのホテルや
レストランのシェフが参加しました。また、今回は東急グループ様
にご協力いただきました。
 

プロジェクト終了後、海岸沿いの被災地を訪問しました。
津波被害に遭った場所は、報道を通して知っていたレベルを
はるかに上回っていました。また、想像以上に復旧が進んで
いないという印象を受けました。

今回は「子供達に笑顔を!」プロジェクトを通じて、被災地の子供達に
少しでも元気になってもらえたと信じています。
日本フランス料理技術組合では、今後も被災地を訪問し、
子供達に笑顔を与えるプロジェクトを実施していきます。
 
被災地を訪問して感じたことですが、震災発生から間もなく3ヶ月
が経とうとしていますが、場所によっては3月11日から時が
止まったままの所が点在しているようです。
そのような中、報道を通じて被災地の様子を知る機会も、時間と共に
少しずつですが少なくなってきている気がします。
私たちに出来る事は限られているかもしれません。
身近なところでできることは、できる限りしていきたいと思います。
でも、一番重要なことは時間が経ったとしても被災地の事を思い、
風化させること無く、復興のその日まで気持ちを一つにすることです。
 
負けないぞ、日本!