京調news

京都調理師専門学校の最新情報です。

日本フランス料理技術組合(事務局・京都調理師専門学校)と東急グループによる、東日本大震災復興支援活動、第4回「子供たちに笑顔を!」プロジェクトが10月22日に宮城県気仙沼市唐桑小学校にて行われ、京都調理師専門学校の渡部光壮先生が参加しました。

このプロジェクトは日本を代表するフレンチのシェフ、世界の三國清三シェフを筆頭に日本全国から約20名のシェフが集まり、東日本大震災の被災地である小学校において、小学生や父兄、先生方を対象に食育の授業と料理の提供を行っています。

 

前日に東京にあるザ・キャピトルホテル東急にて仕込みを行い、

その日の22時、バスに食材と器具を積み込み宮城県気仙沼市に向け出発しました。

 

 

明朝6時、唐桑小学校に到着しました。

 津波が校庭まで来たそうです。

 

 

まずは三國シェフによる食育の授業です。

今回は気仙沼市のホヤ大使でもある三國シェフとホヤの生産者を通して、復興と味覚についての紙芝居を行いました。

この紙芝居の絵を描くにあたりフランスにて画家を応募し、フランス人のフロラン・シャヴェ氏が

日本の子供たちの為にという思いで無償で描いて下さりました。

紙芝居がはじまると子供たちは静かにとても真剣な目で見ていました。

 

いよいよ待ちに待ったハンバーグカレー、サラダ、スープ、プリンの時間です。

今回は小学生、幼稚園生、先生方、スタッフ合わせて約320食、提供しました。

 

子供たちは美味しい料理を食べて満面の笑み。

おいしい!今まで食べた中で一番おいしい!おかわり!

 等などあちこちから楽しそうな声が聞こえてきました。

 

最後に全校生徒による感謝の会が行われ、

歌と感謝の言葉と折り紙で作ったメッセージ付きのメダルを頂きました。

その瞬間、胸が熱くなり、とても感動しました。

 

 

 

2011年3月11日、宮城県気仙沼市は地震・津波・火災と大変大きな被害を受けました。

唐桑小学校に至っても、校庭まで波が押し寄せ、被害は甚大なものでした。

未曾有の東日本大震災から 1年7ヶ月経ち、

現在もなお、海から500メートル程の小学校の傍には大きな漁船が

3月11日のあの日から、何も変わらず横たわっています。

また、港の波止場にも亀裂が入り壊れていたり、震災前にはあったホームセンターや商業店舗が

いまだ出店せずと、まだまだ復興しているとは言えない状況です。

現在の気仙沼市における重大な問題は、商業が衰退したままであり

それに伴い、雇用の減少で復興のスピードが遅いとの事です。

しかし、その一方、漁業においてホヤの養殖が再開し、やっとこの秋に初収穫できたとの事です。

少しずつではありますが一生懸命、確実に復興に向け前進していると感じます。

近頃は復興支援の活動や報道が少なくなり、風化していくことに大変危惧しています。

そんな時だからこそ、これからの東北を担う子供たちに、笑顔と活気の手助けを

これから3年、5年、10年と継続して行うことが非常に大切であり

京都調理師専門学校としても、復興するその日まで全力で支援活動をしていきたいと思います。