京調BLOG

フランス料理便りVol.6.【フランスワインと煮込み料理】

【フランスワインと煮込み料理】

皆さんこんにちは。西洋料理講師の坂本三郎です。

ワインは、フランス人の食卓には欠かせませんが、

料理の調味料としても重要な役割を担っています。

その使用目的は、料理にコクを与えることで

使い方次第でお料理の味を数段ランクアップさせます。

質量ともにワインの生産で有名なブルゴーニュ地方では

赤ワイン、白ワインを問わず何でもワインで

煮込んでしまうのではないかと思われるほど

ワイン煮が多い地方です。

その代表とも言うべき料理は、

牛肉の赤ワイン煮(ブフ・ブルギニオン) Boeuf Bourguignon で、

ぶつ切りにした牛肉(イチボ、ばら肉、肩ロース、頬肉など)を赤ワイン、

香味野菜、香草類に漬け込んでおき、

油脂を熱した鍋で表面に十分焼き色をつけます。

香味野菜を加え、これにも焼き色がついたら、小麦粉をふり入れます。

アルコールを飛ばした赤ワインと牛肉を漬け込んだ漬け汁、

ブイヨンを注ぎ、塩、胡椒し、ブーケ・ガルニ(香草の束)を

加えてふたをし、弱火で2~3時間煮込みます。

煮込みの後の仕上げは、柔らかくなったお肉を引き上げ、

煮汁を濾して煮詰めます。

お肉を戻し、塩、コショウで調味して出来上がりです。

実は牛肉もブルゴーニュ地方はフランスを代表する産地として

知られているのです。

このように地産の食材と料理は、深く関わりを見せています。

そんなフランスの料理文化を京調校で学んでみませんか。

まずはぜひ、一度オープンキャンパスにお越しください。
お待ちしております。

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