フランス料理便りVol.14【ポンヌフ・・・・・・・】

【ポン・ヌフという料理とお菓子】

こんにちは、フランス料理講師の坂本三郎です。

今日はポンヌフという料理とお菓子についてお話しいたします。

ポンヌフ( Pont Neuf)は、パリのセーヌ川に架かる橋で、

パリに現存する最古の橋です。

無題

ちょうどシテ島を横切る形で二つのアーチ橋からなっています。

1991年、レオス・カラックス監督のフランス映画、

ポン・ヌフの恋人(Les Amants du Pont Neuf)で、

クローズアップされ、非常にロケーションが良く、

パリっ子たちのデート・スポットとしても有名です。

前置きはさておき、お菓子のポン・ヌフは、

サクッとしたパイ生地の中に、

カスタードクリームとシュー生地を合わせた

モッチリした食感の生地が絞られています。

表面はラズベリーの赤と粉糖の白がパイ生地で

交差させているのが特徴で、

シテ島を横切る橋の様を表現しています。

一方、料理のポン・ヌフは一辺1cm角、長さ

5㎝以上に切ったスティック状の馬鈴薯のフライで、

1603年、アンリ四世時代に橋が落成、

彼がフライドポテトを好んだので、

フライドポテトをポン・ヌフと呼ぶようになったそうです。

アリュメット(マッチ棒)、ポンヌフなどは、

フレンチフライの太さや形を表す呼び名で、

かのフランス料理史上最も偉大な料理人

「オーギュスト・エスコフィエ」の本にも

レシピが記載されている列記としたフランス料理なのです。

シンプルに見えても、表面はカリッと、

中はしっとり揚げるフレンチのテクニックを、

是非、京調校で身につけましょう。